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今回の装備ガイドは軽巡洋艦・重雷装巡洋艦・練習巡洋艦についての特集です。
軽巡は、水雷戦隊の旗艦として縦横無尽に活躍します。
改二の増加により様々な場面でいろいろな使い方をそれぞれの艦に担わせることで様々な編成を組むことが可能です。ここでは標準型だけでなく、特化した使い方も含め、いろいろと紹介しています。
(Part.1からの続きとなります)


具体的な装備例(続き)

五十鈴改二、阿武隈改二、由良改二はPart1で紹介しています。
ここで紹介しているのは、あくまで運用の一例に過ぎません。その他にも装備組み合わせによって様々な場面で活用できることは言うまでもありません。
MEMOの増設スロットは、開けた方がいいかの目安を示しています。
◯=ぜひとも開けときたい △余裕があれば開けたい(機銃を載せれば加重対空に影響)×まぁ、急がなくても…

鬼怒改二

2171 阿武隈、由良に続いて登場した鬼怒改二。ただし甲標的は積めないため、使い方が少し限定されてしまいますが、最大の特徴は、大発動艇1個分の輸送能力があるということで、遠征や資源ドロップでの獲得ボーナスがあります。そのため、遠征要員として常連化されていますが、イベントでの限定海域でこそ、大きな貢献をすることができます。
2172 輸送作戦ゲージで獲得TPが始めから大発1個分同等が本体に加算されているだけでなく、内火艇も積めるので対地要員としても活用できます。
また、鬼怒改二には固有対空CIがあり、摩耶機銃1つで発動させることができます。そのため、増設スロットに摩耶機銃を装備させることで輸送部隊では、輸送量を減らすことなく対空CIに対応可能です(ただし、撃墜ボーナスはそれほど大きくない)。
【MEMO】
増設スロ:◯
小型艇:大発動艇系◯、内火艇◯、甲標的✕
艦載機:◯

Atlanta

2173 入手難易度は高い(限定海域ドロップを狙うしかない)ですが、入手すれば、防空番長も秋月型も格納庫に追いやってしまうような、対空の切り札になってしまう恐ろしい艦です。
対空CIの発動判定が他とはかなり異なり優位であること、複数のパターンが同時に発動することもあるため、撃墜ボーナスは相当高くなります。Atlanta・Atlanta改の初期装備である5inch連装両用砲(集中配備)を2つ載せるだけで、Atlanta固有カットインが発動でき、このボーナスは秋月型固有カットインの同等レベルです(若干上)。更に対空電探を加えると、汎用カットインも発生条件を満たします。このうち、対空電探がGFCS Mk.37(イベント報酬、秋刀魚イベント報酬)だと、この組み合わせの固有CIに加え、上記2つのCIの発生条件も重なります。このため、発動率はかなり高くなっていて(その他の艦は条件が重複しても判定は1回だけ)、ボーナス値も非常に優秀なので、敵基地航空隊を全機撃ち落としてしまうこともよくあります。優秀すぎるのですが、装甲だけは・・・お察しです。
【MEMO】
増設スロ:△
小型艇:✕
艦載機:△(五十鈴改二同様配置可能だが搭載数0のため、意味がない。索敵補助のためにAtlantaの能力を減らすのは無論意味がない行為)

Tips:装備ボーナスと固有能力
2616 装備を何を載せるか考える時、「その艦に何が有効か」を検討材料にするわけですが、単純にステータスだけでは判断できない場合もあります。
例えば、レーダー1つとってみても、「この場面ではそれほど索敵とか必要ないし、対空も元々高いから火力の底上げをしようかな」…なんて考えることもあるかも知れません。左の例のように単純比較だけでは判断できないこともあります。その例が、上にあげた対空カットイン発動条件に関わることもあるのです。
「あれ?新しく手に入れたSKレーダーの方が防空高いじゃん、索敵高いじゃん…」なんて考えてしまいそうですが、まずは装備を決める艦の固有の能力とか特性とかを把握しておきましょう。

Gotland

2174 Atlantaが防空軽巡なのに対し、こちらは航空巡洋艦。ただしゲーム内部処理は「軽巡」扱いなので、軽巡が使えるところであれば軽巡枠で使用することができます。水偵だけでなく、水上爆撃機を搭載することが可能で、スロット搭載数の多さから攻撃もでき、索敵補助にも使えるという利点があります(まぁ、撃ち落とされやすいですけど…)。ただし、水上戦闘機が載せられないのだけは難点となってしまいます。この点制空補助の面では、搭載数が少なくても由良改二の方が優位になります。
改二クラスにあたる、Gotoland andraは、設計図とカタパルトが必要なため敷居はかなり高いですが、4スロットを活かした装備構成で高い攻撃力も持たせることが可能です。特にSwordfish系やSeafiox改など欧州の水上機に高い装備ボーナスがあり、火力を含めステータスを大きく伸ばします。
2175 また、大発動艇系を載せることができるため、4スロ軽巡として初めて昼戦連撃・弾着と対地攻撃の両立が可能となりました。
【MEMO:andra】
増設スロ:◯
小型艇:大発動艇系◯、内火艇✕
艦載機:水上偵察機◯、水上爆撃機◯、水上戦闘機✕

夕張改二(特)

2176 初の5スロ軽巡ですが、元々小型艦なため全てに主砲などの兵器を載せられるわけではなく、補助装備が載せられると言った感じで、通常の3スロに最初から増設スロットがあると言ったほうがいいかも知れません。兵装実験軽巡という艦種ですが、内部的には軽巡扱いなので、軽巡枠では普通に採用できます。
初の3種コンバートでもあり、用途に応じて使い分けます。無印が通常の運用、改二特が雷装・対地向け、改二丁が対潜特化といった感じで、大発系、内火艇、甲標的が載せられるのは「特」のみです。いずれも艦載機は搭載不可なので、昼戦連撃・弾着はできません。なお、「特」は低速艦になるので運用には注意が必要です。一般的に多くの提督は「特」で運用しているようです。なお、タービン一つで高速化できます。
この例は、魚雷による雷装値の底上げで開幕雷撃と、雷撃戦で確実に随伴艦を仕留められるのを狙っておきながや、夜戦でも頑張ってもらう例です。なお、道中対潜マスに対応できる先制爆雷が可能な対潜値100を持っています。もちろん、7-1などでは水上艦マスにも対応できるよう、普通に主砲2本積みすれば、突破率も随分高くなるでしょう。このことからも、無理に丁で行く必要もなさそうです。
第4スロットは増設スロといった感じですが、電探やソナーや大発系を、第5スロットにも電探を載せる事が可能です。
【MEMO:改二特】
増設スロ:◎(改二特は低速なのでタービンを載せたい)
小型艇:大発動艇系◯、内火艇✕
艦載機:✕

能代改二

2177 完全に由良改二を置き去りにしてしまった改阿賀野型4スロ軽巡の1隻目。火力や対空といった個々の能力ではなく、運用方法を含めた総合的な能力で間違いなく最強軽巡の1隻になるでしょう。4スロを活かした様々な用途に使えるだけでなく、装備ボーナスも幅広く適応されていて、この例だと、素の火力は78なのに対し、113まで伸びている。阿賀野砲改二は単体では火力+6ですが、装備ボーナスで+10まで伸び、8インチクラスの中口径主砲に匹敵してしまいます。無理して20.3cm連装砲系を載せる必要もなく、軽巡フィット補正があるためこちらで十分。
2178 通常は中口径主砲×2+水偵あるいは水上爆撃機+電探という重巡のような使い方が可能。残念ながら由良改二と違い、水上戦闘機を載せることができないので、制空補助には使えません。(水上爆撃機が対空値を持っているので役に立たないというわけではありませんが…)
逆に由良改二と違い、4スロであることと素の対潜値が高いので早い段階で昼戦連撃と先制爆雷を両立させることも可能です。もちろん大発系・内火艇も載せられるため、対地との両立も可能。これはGotoland andraについで2隻目ということになります。
【MEMO】
増設スロ:◯
小型艇:大発動艇系◯、内火艇◯、甲標的✕
艦載機:水上偵察機◯、水上爆撃機◯、水上戦闘機✕

矢矧改二(乙)

2179 能代についで突如実装された矢矧は、乙にコンバートすることで、軽巡最強というよりは「万能」と言うのがふさわしいほど。大発動系が載せられない代わりに甲標的が積めるようになり、何かと制約が多い夕張改二特に取って代わってしまうかのような使い良さです。矢矧改二乙の採用で7-1のKマスでの事故率が激減するほど。素の対潜値も高いの先制爆雷も可能ですが、そこまですると他の駆逐艦たちがMVP取れなくなってしまうのであえて抑えたりした方が良いほどです。
水上戦闘機まで載せられるので、多くの海域で運用が可能です。ぜひとも優先的に改二にさせたい艦としては五十鈴・川内についで3番めに挙げてもいいくらいのポテンシャルを持っています。
【MEMO:改二乙】
増設スロ:◯
小型艇:大発動艇系✕、内火艇◯、甲標的◯
艦載機:水上偵察機◯、水上爆撃機◯、水上戦闘機◯

球磨改二、球磨改二丁、多摩改二

2180 改阿賀野型の登場で影が薄くなってしまいましたが、ちょっとクセがある球磨型改二です。
球磨改二は水戦・水爆が載せられるという劣化版由良改二といった印象。一方、多摩改二は更に大発系・内火艇が積め、由良改二に近い運用が可能です。装甲が硬いので安定した周回が可能となります。
一方、コンバート改修が可能な球磨改二は、丁にすることで大発系・内火艇が積めるようになりますが、水爆・水戦・魚雷を装備できなくなってしまいます。そのため、対地要員としてはいいかも知れませんが、運用が限られてしまうのは残念な気がしますね。
【MEMO:球磨改二丁】
増設スロ:△
小型艇:大発動艇系◯、内火艇◯、甲標的◯
艦載機:✕
【MEMO:多摩改二】
増設スロ:△(北方迷彩(+北方装備)を装備させるなら)
小型艇:大発動艇系◯、内火艇◯、甲標的✕
艦載機:水上偵察機◯、水上爆撃機◯、水上戦闘機◯

順次、内容を追加、更新していきます。
この艦娘にはこんな積み方で、こんな運用が向いているというアイデアがありましたら、ぜひコメントでお知らせください。

重雷装巡洋艦

2181 重雷装巡洋艦は、雷撃に特化した艦で魚雷発射管をいっぱい積んでいます。装備スロットは限られれいるのでいっぱい積めない分、雷装値がめちゃ高くなっています。素の未改修で90を超えるほど。更に甲標的が積めるので、開幕雷撃で重巡クラスまで一撃で沈めることも。
ちなみに北上様が言っている「あれはちょっと積みたくないなぁ…」のあれとは、甲標的の運用の煩わしさを改良させた(?)「回天」のことで、艦これ運営は「特攻兵器は実装しない」と明言しているので今後もないかと。
魚雷2本積み+甲標的は、開幕雷撃で確実に仕留められるように雷装値の底上げが狙いでもあります。イベント海域ボスマスではフィニッシャーとして止めを指すことも…。主砲2本積み+甲標的の夜戦連撃or砲雷カットインも十分に活躍が期待できます。

潜水艦と甲標的による開幕魚雷攻撃

4508 水上機母艦(千歳・千代田・瑞穂・日進)と、重雷装巡洋艦(北上改、大井改、木曾改二)、軽巡洋艦の阿武隈改二・由良改二・夕張改二特など、航空巡洋艦の最上改二特、そして潜水艦は、甲標的を装備することで、Lv1から開幕魚雷攻撃を行うことができます。
甲標的とは、小型の潜水艇で敵艦近くまで海中を航行しそこから魚雷を発射する日本独自の兵器です。真珠湾攻撃で戦艦1隻に大打撃を与えましたが、小型ゆえに運用が難しく、それがあの回天開発へと結びついたとされています。
この甲標的は開発もできますが、取得率からコストが高く、千歳・千代田を3段階目の甲標的母艦に改造すると2つ持ってくるので、育成で増やした方がお得です。
この甲標的による開幕魚雷攻撃は航空戦の後に行われ、複数の艦に装備した場合、同時に攻撃します。
艦の練度が上がれば、その一撃で敵艦を沈めることができます。潜水艦は、レベル10になると、素で開幕魚雷攻撃を行うことができるようになります。

熟練見張員と精鋭水雷戦隊 司令部

2644 レーダーが発達していない時代、やはり敵艦隊の索敵などは偵察機を使うか、その上で望遠鏡を使った目視で行っていました。熟練見張員は、その監視係の能力が高い妖精さんです。艦に搭載することで、これまで索敵能力の向上、夜戦カットインの発動率上昇、夜戦回避率の上昇、秋刀魚の発見、すばしっこい小型魚雷艇の命中率を上昇させるなどの「効果」がありましたが、防備ボーナスシステムの実装により、日本の軽巡すべてに装備ボーナスがかかり、ステータスの底上げを行う事ができるようになりました。
このため、必要としない場面でも増設スロットに載せっぱなしにしてステータス上昇を行うという使い方ができるようになりました。
特に最近実装された上位版である水雷戦隊 熟練見張員は、ステータス値、装備ボーナス値が大きく上がっています。

2645 一方、上位派生の精鋭水雷戦隊 司令部は、艦隊司令部施設の通常艦隊水雷戦隊版で、単艦退避を行うことができる装備です。通常海域ではそれほど使う場面はありませんが、見張員同様、装備ボーナスもあるのでステータス底上げに使用するのにも有効です。(ただし、見張員のような効果、固有夜戦CIはありません)
特に史実で水雷戦隊旗艦となった軽巡のボーナス値は高く、二水戦の神通改二が最も高いボーナスが設定されています。
天龍型・夕張型・海外艦を除く軽巡には増設スロットにも搭載可能です。そのため、通常の装備構成そのままにステータス底上げとしての使い方も可能です。

Tips:単艦退避
2050 精鋭水雷戦隊 司令部を旗艦に搭載することで、単艦退避が可能となります。従来の連合艦隊で使用してきた艦隊司令部の通常艦隊版みたいなものですが、水雷戦隊でしか使用できません(旗艦は駆逐艦か軽巡。随伴艦は駆逐艦か雷巡)。艦隊司令部施設の護衛退避が護衛艦として駆逐艦1隻が必要なのに対し、こちらは護衛艦を必要としません。

2053 大破艦を単艦退避させることで、その艦を抜きにして進軍、戦闘を続けることができます(退避させた艦はグレー表示となって画面に残りますが、戦闘には一切参加しません。退避後の戦闘で経験値を得られません)。
当然ですが、戦力が1隻減ります。退避した艦に電探など索敵値を稼ぐ装備をさせていたことにより、索敵条件分岐で、スコアを満たせず逸れる恐れが出てきます。また、輸送作戦ではその分TP量が減少します。
単艦回避させられるのは、1回の戦闘で大破艦1隻だけです。2隻目が出ても退避させることはできません。1回の戦闘で2隻以上大破艦が出た場合、離脱判定(意見具申)画面が出ますが、退避できるのは旗艦に近い1隻だけです。2隻目の意見具申は出ません。もし、この機能を使って進撃した場合、編成に大破艦を残すことになりますので、注意してください。
このような場合(意図的にダメコンを積んで進撃する場合を除く)、「退避せず」を選び、その上で進撃画面で通常通りの退避を行います。


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