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今回は、イベント限定海域では必ず運用することになる連合艦隊の編成についてのトピックです。
この記事は初めてイベントに参加する提督~参加2・3回目の丙~乙提督向けになっています。

主な内容
はじめてイベントに参加する提督への指針・参加編Tips&Topics
イベント限定海域固有の情報や戦術について紹介していきます。
支援艦隊と友軍艦隊の基礎知識
支援艦隊ついて解説します。
連合艦隊の基礎知識と編成考察(この記事)
イベント限定海域で使われる連合艦隊の基礎と、その編成の注意点です。
基地航空隊の基礎知識
基地航空隊の基礎知識、編成・配置方法、基地航空隊専用の航空機について解説します。
はじめてイベントに参加する提督への指針・艦隊編成編
イベント限定海域に向けた艦隊の編成の仕方についてのイロハ
はじめてイベントに参加する提督への指針・準備編
イベント開始前に必要と思われる予備知識や準備について紹介します。
誌上実況!イベント初参加提督の挑戦~新米提督に贈る応援歌~
誌上実況!新米提督の初イベ挑戦記

連合艦隊について

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多くのイベント限定海域では「連合艦隊」を編成して出撃する場合があります。
連合艦隊は、自身の第1艦隊と第2艦隊の2つの編成を同時に出撃させ、最大12隻で敵と戦います。
連合艦隊を組むには、艦隊編成画面で「第2艦隊」を表示させ、上にある「2」アイコンの部分を「1」へドラッグします。
連合艦隊には、構成の仕方によって3つのタイプがあります。

水上打撃部隊 砲撃をメインにした艦隊。第1艦隊→第2艦隊の順に攻撃
空母機動部隊 空爆や雷撃、航空戦を生かし、制空権を取りやすくする。第2艦隊→第1艦隊の順に攻撃
輸送護衛部隊 輸送任務など、特殊なマップで使用。

0680 条件を満たしていないと注意喚起のメッセージが表示され、組む事はできなくなります。

0680 連合艦隊では、陣形も異なります。通常の戦闘では「第四警戒航行序列」を用います。
潜水艦が出てくるマスでは「第一警戒航行序列」を使っていけばほぼ問題はないです。特殊マップについては、その都度マップ紹介で記述します。
(ちなみに、第二は主に潜水艦と水上艦との混合マス向け、第三は航空戦マス向け)

0680 連合艦隊は2つの艦隊が同時に表示されます。左側が第1艦隊、右側が第2艦隊です。
攻撃順序は艦隊の種類によって異なります。
また、敵も連合艦隊の場合は、その攻撃順序もより複雑になります。

輸送護衛部隊
輸送護衛部隊構成
艦種 第1 第2
駆逐・海防艦 4~6 3~5
軽巡・練巡 0~2 1~2※1
航巡 0~2 0~2※2
重巡 NG 0~2※2
航戦 0~2 NG
水母 0~2 NG
揚陸 1 NG
潜母 1 NG
補給 1 NG
その他 NG NG
※1軽巡1隻は旗艦指定(必須)
※2航巡・重巡混在でも可
元々が輸送任務のための編成で、輸送部隊本隊(第1艦隊)と護衛部隊(第2艦隊)から構成されます。輸送作戦の海域で使用する以外は、本当に特別な理由がない限り選択するメリットはありません。当然、そういった海域では敵もそれなりの難易度調整がされていて、輸送作戦で火力不足を心配する必要はまずありません。むしろ、ルート等で優遇される場合も多く、それがメリットと言えます。
しかし、輸送作戦では、敵艦隊の勝敗より、輸送によるゲージ減少が最優先になる(ボス戦ではA勝利でいい、旗艦を沈める必要はない)ので、ドラム缶や大発動艇等輸送用装備をのせる必要があり、その分火力は更に落ちます。その火力を補うためにも、支援艦隊の派遣は必須です。

空母機動部隊
空母機動部隊構成
艦種 第1 第2
駆逐艦 その他に含まれる 2~5
軽巡・雷巡 その他に含まれる 1※0
重巡・航巡 その他に含まれる 0~2
軽空母 2~4※1 0~1
水上機母艦 その他に含まれる 0~1
正規空母 2~4※1 NG
戦艦 0~2 NG※2
その他 0~4 ※3
※0 軽巡1隻必須・雷巡は不可 ※1 軽空母と正規空母の混成可
※2 高速戦艦であれば2隻まで可
※3 潜水艦はその他枠で3隻まで可(ただし旗艦にできない)
空母機動部隊では、第1艦隊に空母を多数投入可能なため制空権が維持しやすく、航空戦における敵艦掃討能力が高いのが特量です。第1艦隊の砲撃命中率が高めなため、他の連合艦隊形態より高火力でのダメージが可能ですが、前衛となる第2艦隊からの攻撃になるため、装甲の弱い第2艦隊の被害を受けやすい欠点もあります(敵からの第2艦隊への攻撃は若干ダメージは通りにくくはなっています)
当然、戦艦が中心の打撃部隊より資源消費は少なめですが、ボーキ消費量は多くなります。
敵も連合艦隊の場合、第1艦隊の2巡攻撃により、敵本部隊への攻撃が(攻撃が通りやすい分)打撃部隊より優位になります。

水上打撃部隊
水上打撃部隊構成
艦種 第1 第2
駆逐艦 0~4 2~5
軽巡・雷巡 2~6※A 1※1
重巡・航巡 0~4※A 0~2
戦艦・航戦 0~4※A NG※2
水母 0~2 NG
軽空母 0~2※3 0~1
正規空母 0~2※3 NG
潜水艦 0~4※4 0~3※4
その他 0~4 0~3
※1 軽巡1隻必須・雷巡は不可
※2 高速戦艦は可
※3 正規空母と軽空母の同時編成は不可
※4 旗艦は不可
水上打撃部隊は戦艦等火力重視の編成です。第2艦隊(前衛・雷撃部隊)に装甲の弱い駆逐艦等を配置しなければなりませんが、第1艦隊から戦闘が始まるため、ある程度敵艦を減らすことができてから攻撃を受けるのでリスクは少なくなります。道中の安定性は空母機動部隊より高く、第2艦隊の被害が少なく済むため、夜戦火力を温存しやすいのが特徴です。
ただ、第1艦隊の砲撃命中率が低く、攻撃が当たりにく命中率を念願に装備を組む必要があります。また、編成できる空母の数が限定されるため、制空権を取りにくく、敵空母戦力が多い場合、高火力を活かした弾着・連撃によるダメージも期待できなくなってしまいます。
★第一艦隊は、軽巡・雷巡・重巡・航巡・戦艦・航戦いずれかの組み合わせで最低2隻必要となります。(例えば重巡2隻いれば戦艦を入れなくても編成が組める)
また第二艦隊は軽巡洋艦が旗艦指定となり、他に駆逐艦2隻が必須となります。

連合艦隊の編成・装備と注意点

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水上打撃部隊の第1艦隊は、随伴艦減らしに徹しよう
第1艦隊に戦艦を入れる場面が多くなりますが、第1艦隊には命中補正がかかり当たりにくくなっています。第1艦隊の戦艦は敵ボスに打撃を与えることに望みをかけるのではなく、随伴艦を沈める事ができるよう、しっかり命中率を高めるような装備をするべきです。
例えば、極端な話ですが、41cm主砲を載せて火力をただ高めるのではなく、例え火力値が低くても。命中ステータスのついた主砲を積んだ方が、しっかり敵艦を沈めてくれる確率が高くなります。
通常海域で金剛型に火力の41cm主砲と、フィット砲の35.6cm主砲を混載させるようにしていた場合でも、フィット砲のみにした方が効果は高まります。

戦艦向け大口径主砲一覧
装備 ステータス
30.5cm三連装砲 火力16・装甲1・命中1
30.5cm三連装砲改 火力17・対空3・回避1・装甲1・命中3
35.6cm連装砲 火力15・対空4
35.6cm連装砲★9 火力19.5・対空4・命中3
35.6cm連装砲(ダズル迷彩) 火力15・対空5・回避1・命中1
35.6cm連装砲(ダズル迷彩)★9 火力19.5・対空5・回避1・命中4
試製35.6cm三連装砲 火力18・対空5・命中2
試製35.6cm三連装砲★9 火力22.5・対空5・命中5
38cm連装砲 火力16・対空1・命中1
38cm連装砲改 火力17・対空2・命中3
38.1cm Mk.I連装砲 火力18・対空1・命中1 (紅茶砲)
38.1cm Mk.I/N連装砲改 火力19・対空3・命中2
381mm/50 三連装砲 火力20・対空2・回避-1・命中-3 (パスタ砲)
381mm/50 三連装砲★9 火力24.5・対空2・回避-1・命中+-0 (パスタ砲)
381mm/50 三連装砲改 火力21・対空4・回避-1・命中-1
381mm/50 三連装砲改★9 火力25.5・対空4・回避-1・命中2
38cm四連装砲 火力21・対空1・命中1 (リシュ砲)
38cm四連装砲改 火力22・対空2・回避1・命中3
16inch三連装砲 Mk.7 火力24・対空3・回避1・命中4 (アイオワ砲)
16inch三連装砲 Mk.7+GFCS 火力24・対空3・回避1・装甲1・命中7
41cm連装砲 火力20・対空4
41cm連装砲★9 火力24.5・対空4・命中3
試製41cm三連装砲 火力22・対空5・命中2
41cm三連装砲改 火力22・対空6・回避1・命中4
試製46cm連装砲 火力23・対空4・命中1
46cm三連装砲 火力26・対空5 (大和砲)
試製51cm連装砲 火力30・対空5・回避-1・命中1
2017年9月1日現在

水上打撃部隊の第1艦隊の戦艦には、フィット砲を載せるのが大前提となります。フィット砲を越える主砲を装備すると、バランスが悪くなるため、ゲーム上では命中にマイナス補正がかかるようになります。しかし、実際には、それ程気にするような補正ではありません。ところが、水上打撃部隊の第1艦隊は、最初から命中補正が大きくマイナス補正がかかってしまいます。そこで、出来る限りそのマイナス補正を増やさないようにする必要があります。
そして、更に載せる主砲を選ぶとしたら、装備自体に命中値が付いているのを選ぶ事で、そのマイナス補正を相殺させていくようにします。

具体的には、編成を組んだら、素の火力の高い艦から、フィット砲の中で命中値の高いのを積んでいきます。どうしてもレアで高性能な主砲は数に限りがあるはずです。
普段めったいに使わないダズル砲なども、それ以外の高性能主砲の手持ちがなくなったら採用する価値があるでしょう。
そして、もう一つ重要なのは、大口径主砲は、普段からデイリー改修などを利用して改修をススメておきましょう。大口径主砲は、改修すれば火力だけでなく命中も上昇します。
改修は上位のレア装備に更新させるために行うのではなく、手持ちの装備の能力を底上げするものだと考えましょう。

パスタ砲の利用価値
史実でも元々命中率がよくなかったと言われるパスタ砲(381mm/50系)ですが、唯一の特徴は射程が長いということです。艦これでは射程が長い順に攻撃するので、この艦に最初に攻撃させて厄介な相手を攻撃される前に叩くという場面で使う事ができます。やはり、できるだけ改修を進め、少しでも命中のマイナス補正を減らすようにします。

水上打撃部隊の航空戦力は?
水上打撃部隊の第1艦隊は、正規空母or装甲空母を1隻あるいは、軽空母を2隻組み込むことができます。
当然ながら敵航空戦力が非常に高い海域(あるいはルート)では不利になってしまいます。
そこで、敵航空戦力に応じて、正規空母で火力を活かすか、軽空母を使って制空優勢以上にするかを選択する必要があります。
戦艦の数が多くなる水上打撃部隊では、いくら命中率が悪いとは言え、戦艦の最大の武器である弾着観測射撃・昼戦連撃での徹甲弾補正を活用しないのはもったいなさすぎです。例え戦力になりづらい軽空母の艦戦キャリアを入れるとしても、制空をしっかり取ればそれを補う働きを戦艦がしてくれるはずです。
その場合、1隻を旗艦に置けばかばってもらえる上に艦隊司令部施設を積めるので、他の高火力艦に司令部施設搭載のための火力ダウンを心配しなくて済みます。

空母機動部隊の問題点
空母機動部隊は、水上打撃部隊ほど第1艦隊の命中マイナス補正は醜くありませんが、前衛艦隊(第2艦隊)から攻撃を行う、逆に言えば敵からの攻撃を受けることになります。
装甲の弱い駆逐艦や雷巡を入れることが多い第2艦隊はそれだけ被害を受けるリスクが高くなり、夜戦での戦力不足になりがちです。
水上打撃部隊はその点、第1艦隊が先に交戦するので、第2艦隊に打順が回る前にある程度敵艦を減らせるため、被害リスクはその分減るわけです。
17年夏イベントでは、ルート制約上、空母機動部隊が適している海域で、敵編成にル級戦艦が3~4隻待ち構えるマスが存在しました。下手すればここを乗り切るかどうかはお祈りになってしまう可能性もあります。その対策として、できるだけ装甲・回避の高い艦を選ぶ、高火力艦を混ぜて先に攻撃させ、被害リスクを減らす、ガチな支援艦隊の働きを期待するなどを行う必要があります。

対空カットイン艦をどうするか
連合艦隊でいかに大事なのは、ボスマスで夜戦で決着がつくような編成にするということです。すなわち第2艦隊でいかに火力が出せるかに尽きます。
この点を踏まえた上で対空カットイン艦の扱いをどうするかが決まってきます。通常であれば、第2艦隊にカットイン艦を置いて問題ありませんが、その1枠を除いて敵を沈められるかどうかを判断しなければなりません。もし、削り段階で1回もS勝利を取れないようであれば、それより強くなるラスダンでは更に運要素が高くなってしまいます。このような場合、第1艦隊に火力もありつつ対空カットインができる摩耶改二を活用することも考慮すべきでしょう。
注意点としては、連合艦隊では防空面で第1艦隊では0.72倍、第2艦隊では0.48倍のマイナス補正がかかってしまいます。

第2艦隊の打順は最も重要

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ボスマスで旗艦を落としゲージを割るためには、闇雲に強い艦を並べればいいというわけでもありません。艦それぞれにも役割があり、それに適した艦がそれぞれ存在します。
「○○姫」、「○○鬼」と呼ばれる深海棲艦は、戦艦であっても一撃で倒すのは至難の業です。編成で連携ととり、昼戦で随伴艦を倒し、夜戦で決着をつけるというのが理想といえます。おおよその基本型は、開幕航空戦でのある程度のダメージを与え、敵航空戦力に対抗でき、ボスを倒せるようなバランス型編成を心がけます。
その上で夜戦決着させる場合、最初に攻撃するのは旗艦です。ボス1隻残っているだけなら大チャンスには変わりありませんが、そう事が上手く運ぶのは「運がいい、展開に恵まれた」場合です。大抵は強い随伴艦が1、2隻残っている場合もあるでしょう。そんな時、先に随伴艦を1撃で沈められるだけの火力を旗艦に持たせる必要があります。旗艦の攻撃でボス艦を攻撃した場合はま「まぁ、良し」としても、高火力の随伴艦を攻撃して、それを落とせなかったら、その艦からの反撃を受けることになり、こちらの火力頼みのフィニッシャー艦が被害を受けてしまう可能性が残ってしまうからです。
2番艦・3番艦もなるべく火力重視にします。もちろん、的減らし(残った随伴艦を早く片付ける)、ボスの削りをしっかり行えるようにしたいものです。
これは実際にあった事ですが、もし、ボス艦が1隻残った状態で、旗艦がダメージを与え大破させたとします。この後の2番艦以降が火力が小さいため、装甲を抜けず、割合ダメージで1桁どまり、結局6番艦まで沈めることができず、決着がついたのは6番艦だった…というのを結構見かけました。もし、6番艦がCI不発、クリティカル不発で沈みきれないというのもしばしば。こんな時に装甲を撃ち抜けるような高火力艦が控えていたらもっと早く決着が付けられたのに、と思います。

編成一例
位置 艦種 補足
準トドメ役 旗艦ボーナスを活かせる魚雷CI。探照灯持ちも
削り、的減らし役 CI、または夜戦連撃の重巡、航巡、雷巡等
削り、的減らし役 CI、または夜戦連撃の重巡、航巡、雷巡等
低火力枠 対空CI、夜戦連撃の軽巡や駆逐等。探照灯持ちも
フィニッシャー 魚雷CI艦や雷巡、特効持ちの艦
フィニッシャー 魚雷CI艦や雷巡、特効持ちの艦
うしのタマ知りませんかより引用

艦隊司令部施設の運用

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ボス戦まであと1歩のところまで来て大破被弾・・・
撤退を余儀なくされてしまいますよね。折角ここまで・・・と思ったのに・・・
そんな時、ボス戦に挑戦させるために、いわゆるダメコンを積むか、艦隊司令部施設を第1艦隊の旗艦に積みます。
艦隊司令部施設は道中大破した艦娘を随伴艦を添えて先に母港に帰還させることが出来る装備です。
当然、以降は2隻減るため、火力は落ちますが、イベントの場合、ボス旗艦の与ダメージで(撃沈しなくても)ゲージは減ります。また運よければ撃沈させる事も可能です。
イベントでは資源を大量に消費しますので、あと一歩での帰還撤退はもったいないですからね。
早くに大破を出した時など、一旦撤退したい場合は「拒否」を選択します。その後、いつもの進撃か撤退かを選択する画面になります。
艦隊司令部施設は大淀を「改」に改造すると持ってきてくれます。
随伴艦は第2艦隊の駆逐艦が担当します。大破艦・護衛艦ともに自動選択されプレイヤーが選ぶことはできません。また、未被害艦がいないと、護衛撤退できません。

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帰港すると、その2隻はグレイ表示。一切戦闘に参加しません。
(帰還した2隻には経験値は入りません)

注意点
司令部施設を使って2隻退避すると、それだけボス戦での戦力が相当ダウンします。
ゲージ削りならともかく、特にラスダンで確実にボスを沈めなければならない場合は、かえってデメリットになってしまいます。

退避ではなく艦隊全体を帰還させるには
一度の戦闘で退避できる艦は1隻だけです。もし2隻も大破艦が出てしまった場合は、通常通り艦隊を帰還させるしかありません。また、退避がある状態で進撃し、別のマスで再び大破艦が出てしまった場合も艦隊を帰還させるべきでしょう。
このような場合、「退避」ではなく「退避せず」を選びます。次に通常の進軍選択画面となるので、そこで「撤退」を選択すればよいわけです。


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