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新シリーズで、艦これの基礎を一緒に学ぶ、ビギナーズガイドを始めたいと思います。主に出撃した後の、戦闘の仕組みや装備との関係、装備の組み方、デッキ編成等を解説していきます。まず最初は、序盤戦で必要となるような知識をまとめてみました。
今回は空母を編成に入れた場合の戦闘の様子を紹介しましょう。
空母を入れた場合、装備も一段と難しくなり、ある程度の知識が必要となってきます。基礎からしっかりおさらいしていきましょう。
ここでは航空戦のしくみ(何が行われているか)と、制空権争いについてまとめています。戦闘を優位に進め、被害を少なくするようにすれば、結果資材消費量も減ります。しっかり準備して出撃に備えましょう。

戦闘の基礎
最も基本的な水上艦同士の対戦を解説します
特殊な攻撃方法
開幕先制雷撃、対潜攻撃、対潜先制爆雷、地上型の敵への攻撃等を解説します
防空
航空戦の基礎
どちらか一方、または双方に空母が含まれる場合の対戦を解説します
航空戦での防空について解説します

戦闘の流れ

戦闘マス(航空戦マス・夜戦マス・空襲マス等特殊マスを除く普通の戦闘マス)で戦闘が行われると、次のようなステップで敵と航戦します。
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Part.1で解説した、『鎮守府正面海域』のような航空戦力を含まない艦隊同士の簡単な対戦では、航戦形態の表示→砲撃戦→雷撃戦→夜戦(選択可)だけが行われていましたが、艦隊編成や支援艦隊、基地航空隊の利用や編成内の艦の選別・装備等によってその流れは複雑となっていきます。今回のテーマは「航空戦」です。双方、あるいはどちらかに空母や航空戦艦など艦載機を積める艦があると、索敵と、航空戦が行われます。

索敵

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艦隊に水上偵察機や水上爆撃機を搭載している艦、あるいは艦載機を搭載している空母が含まれていると、交戦開始時にまず、偵察機を飛ばして、索敵を行います。
索敵とは、あらかじめ偵察機を飛ばして、敵艦隊の位置を探る行動です。
敵艦を発見する事ができると、こちらが優位に戦闘を運べるようになるため、ゲーム内では、(砲撃戦ではなく、航空戦において)命中回避上昇が得られます。索敵に失敗すると、航空戦で艦載機が飛ばず、攻撃を与えられなくなってしまいます。また、「索敵機未帰還」が表示された場合、索敵に失敗し、偵察機が打ち落とされてしまった事を示します。
(序盤戦において、ほとんどこのような失敗を味わうことはまずないでしょう・・・)
敵編成に空母がいて、こちらの編成に空母が1隻もなく、偵察機が1機もいない状態の場合、索敵フェーズすら表示されません。

マップ画面での、索敵判定分岐について
2-5(沖ノ島沖)をはじめ、一部の海域では、マスのルート分岐の条件で、艦隊全体が持つ索敵値(索敵スコア)が判定に使われる場合があります。
戦闘内での索敵とは全く関係ありません

5050 この例ではGマスがそれにあたり、索敵値が一定基準を越えると、索敵に成功したことになり、Jのボスマスに行くことができます。基準に満たないと、敵を発見できないわけですから、ボスマスでの戦闘は起こりません。ゲームの進行ではLの末端マスに行き泣く泣く帰還することになります。

5051 索敵判定に成功すると、マップ画面で、前(分岐のある)マスから、水上偵察機がボスマスに向かって引き返してくるアニメーションが表示され、「敵艦隊発見」の吹き出しと、敵ボスのグラフィックがゆらゆら表示されます。この演出がなかった時点で索敵は失敗していることになり、ルートから逸れます

航空戦(制空権争い)

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索敵が終わると、航空戦がスタートします。
ゲーム画面上では、双方の艦載機が飛び立ち、相手艦隊を一斉に攻撃します。この際、艦載機は相手側の艦隊に攻撃し、艦隊は敵艦載機を迎え撃つ(防空)ことになります。
ゲーム画面を見ていると解かると思いますが、敵艦隊を攻撃する前に何機か攻撃を受けて撃ち落とされたり、敵艦載機がこちらの艦隊を全く攻撃せずという状況があったりします。
実は、その一連の動きの中で、おおきく2つの戦闘が行われています。その一つが制空権争い(艦載機同士の空中戦)で、もう一つが相手艦隊への攻撃と、その防空射撃です。

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すでに述べた通り、航空戦では、まず制空権争い(空中戦=ドッグファイト)が双方の艦載機によって行われます。制空権は、「確保」、「優位」、「互角」と「劣勢」(何も表示されない)、「喪失」の見た目4パターンの結果があります。
この結果によって、その後の戦闘が優位に進むか不利になるかが決まってきます。制空権を得た時点で、敵艦載機もかなり撃ち落とされているので、その後の航空戦における艦載機からの攻撃や砲撃戦での空母からの攻撃が減り、こちらの被害も少なくなり、逆に艦載機によるこちらからの攻撃は十分に発揮することができ、敵艦隊へのダメージも当然多くなります。しかし、喪失した場合、敵の攻撃が激しくなり、こちらの被害も大きくなります。
制空権を得ると、空中で優位に行動せきるため、敵艦隊への接近も容易となり、触接行動と呼ばれる攻撃力の増加が見込めます。これは先行して接近した艦載機が味方の艦載機を誘導して攻撃する行動で、ゲーム上では敵艦隊への攻撃命中が増加=ダメージ量が上がる効果をもたらします。
また弾着観測射撃といって、艦隊からの砲撃を先行する艦載機が目標を指示することによって、確実に攻撃できるようになる行動で、ゲーム上では命中率の大幅UPと与ダメージ増加の効果をもたらします。
このように、制空権をとると言う事はこちらの被害を減らし(結果回復コスト等)資源の消費を抑え、敵を効果的に攻撃できるので、とても重要になってくるのです。

制空権を意識した装備の配置を!

制空権争いで最も重要になってくる艦載機が戦闘機です。第二次世界大戦を詳しく知らない日本人でも「セロ戦」は知っているという人は多い程、有名なのが日本の零式艦上戦闘機です。
ちなみに多くの兵器で使われている「九六式」とか「零式」・「三式」といった名称は皇紀に由来しています(皇暦2600年=西暦1940年、海軍では零式、陸軍では百式を使っていた)

軍用機には戦闘機・爆撃機・攻撃機・偵察機・哨戒機等があるのはすでにご存知かと思いますが、それぞれに役割があり、戦闘機は敵航空機を空中で交戦・迎撃するのが目的です。当然ながら、戦闘機が多ければ敵航空機を撃ち落とす数も多くなり制空権を取りやすくなります。しかし、戦闘機は空中戦のためのものですから、敵艦隊を攻撃することがでいません。つまり、多すぎればそれだけ敵艦隊への攻撃量は減ってしまいます。
そのため、制空権を取れる範囲で適切な量が理想となってきます。
実際の世界では戦闘機の能力(スペック)だけでなく、パイロットの腕も影響します。当然ですが、同じ搭載数でもスペックのいい戦闘機を載せた方がより優位になります。ゲーム上でのスペックは、対空値が影響します。
またパイロットの腕は艦載機熟練度で表しています。

5072s ▲クリックで拡大(制空権計算機
ゲーム上での制空権の状態は、こちらの制空値と相手側の制空値を比較して決定します。制空値は艦載機の持つ制空値を元に算出されますが、その計算はちょっと複雑です。そこで、制空権計算機等のWebアプリを使って、制空値が取れるよう艦戦を配置していくのが一般的です。
くれぐれも制空値不足で無駄な被害を生まないようにしましょう。

航空戦(触接行動と敵艦隊攻撃)

触接
5056 偵察機が敵艦隊を発見すると、敵艦の監視を続け、後続の攻撃機隊の誘導を行います。これが触接です。艦これゲーム内では、触接が成功すると、航空戦で与えるダメージを増加させることができます(左例のように、触接に成功した場合、相手側の陣形表示部分に「触接中」と表示)。触接が行われるには、索敵に成功していて、触接可能な艦載機があり、航空劣勢である、あるいは優勢以上であることが前提条件となります。また、触接行動を実際に取る水偵、艦偵、飛行艇、艦攻のいずれかが艦隊に1機以上存在しなければなりません。触接行動を開始するかどうかの判定、どの機体が触接行動をするかの判定があります。九八式水上偵察機(夜偵)を積んでいる艦がある場合、夜戦でも触接行動を取り、攻撃に影響を与えることができます。

航空戦での敵艦隊攻撃
5097 制空権争いの後、双方の艦載機による艦隊への攻撃(爆撃・雷撃)が行われます。航空戦でのダメージは各スロットの機体性能と搭載数から個々に計算されており、空母の火力値は攻撃力に影響しません。また空母の疲労度や制空権確保、制空権喪失などの制空状態は、も影響しません。この航空戦で第1段階の制空権争い、対空射撃で艦載機も撃ち落とされている可能性があるので、その分与ダメージは減少している事になります。場合によっては艦載機が全滅させられていることもあり、その場合一切の攻撃はしません。(前段階の索敵に失敗していると、そもそも航空戦で艦載機が発艦しません)
空母等の艦載機が敵艦隊を攻撃するまでに、
基地航空隊航空戦(あれば)
制空権争いでのドッグファイト
敵艦隊からの対空射撃
を受けて何隻か撃墜され、その残った艦載機が攻撃することにないます。
艦隊からの防空・対空については、別途ひとつの記事にまとめます。

砲撃戦での空母の役割

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艦上爆撃機、艦上攻撃機などの艦載機は砲撃戦フェイズにおいても敵艦に攻撃を行います。この場合はターゲット1艦のみに対する攻撃となり、通常の砲撃戦同様、他の水上艦同様、定められた順番で攻撃を行います。空母の場合は(主砲・副砲を積んでいても)砲撃ではなく、艦載機での攻撃に変わるだけです。なお、航戦・航巡に搭載した水上爆撃機は、敵艦隊に潜水艦が含まれる場合のみ潜水艦に攻撃し、そうでない場合は砲撃を行います。当然ながら、空母に戦闘機しか搭載していない場合は砲撃戦はおろか、航空戦でも敵艦には攻撃は一切行いません。装甲空母を除き、艦が中破以上の被害を受けている場合は、砲撃戦で艦載機を飛ばすことはできず攻撃する事はできません。なお、空母は当然ながら、雷撃戦に参加しません。また、グラーフ・ツェッペリンなど、ごく一部の空母を除き、夜戦に参加しません。

戦爆連合カットイン

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17年9月12日に実装された新しい特殊攻撃です。
空母に艦戦と艦爆を搭載していると、砲撃戦でカットインが発生します。
条件としては航空優勢以上であること、艦爆と艦攻の両方を載せていることです。艦戦が加わると、もう1パターンカットインの種類が増えます。パターンは、『発動しない、艦爆・艦攻、艦爆・艦爆・艦攻・艦戦・艦爆・艦攻』の4パターンで、艦戦+艦爆+艦攻のパターンが最も威力が高くキャップ後1.25倍の補正がかかると言われています。

艦載機の基礎

戦闘や索敵に参加する艦載機には、大きくわけて、水上偵察機・水上爆撃機(以上は空母には積めない)、戦闘機・爆撃機・攻撃機・艦上偵察機(空母に積める)などがあります。
偵察機は、その名の通り偵察が任務ですので攻撃には参加しません。

4440 艦上戦闘機
すでに述べた通り、戦闘機は敵から飛びたった艦載機を撃ち落とすのが目的の航空機です。装備アイコンは緑色の艦載機です。主な艦載機は、九六式艦戦と、「零戦」でお馴染み零式艦戦21型、零式艦戦52型、烈風、紫電改二などがあります。

4441 敵とのドッグファイトで勝てば制空権を取ることができます。

4442 そのため、直接軍艦に攻撃する事はありません。砲撃戦での攻撃も参加できません。

4443 艦上爆撃機
爆撃機は、その名前の通り、敵艦に対し上空から爆雷・爆弾を落として攻撃します。画面エフェクトでは敵艦の上を通り過ぎてから爆撃しているアニメーションが表示されます。航空戦と、砲撃戦で攻撃します。装備アイコンの色は赤色です。主な艦載機は、九九式艦爆、彗星、零式艦戦62型(爆戦)などがあります。

4444 艦上攻撃機
艦攻は、上空から魚雷を撃ちます。画面上のアニメーションでは、敵艦の前方で魚雷を発射して飛び去るといった感じです。艦攻に限り、攻撃力にわざとムラを持たせており、攻撃力の150%か80%でダメージを与えます。艦攻も航空戦と砲撃戦で攻撃を行います。装備アイコンの色は青色です。主な艦載機は、九七式艦攻、天山、流星などがあります。

空母の装備スロット
4445 通常の水上艦と違い、ただ武器(装備)をスロットに載せればいいというわけではないのが空母の難しいところです。それは、各装備スロットに艦載機の搭載数が設定されていることと、それが空母ごとにずべて違うということです。この鳳翔を例に取ると、上から18、12、12、6機となっています。
同じ艦載機を載せるにしても、当然18機のところと、12機のところでは攻撃力が違ってくるのは言うまでもありません。各スロットに、どのタイプの艦載機を載せるかは、敵の編成によっても変わってくるのです。この点についてはこれからこのシリーズでいろいろ調べながらまとめていきたいと思います。

艦載機の熟練度
4449 艦載機には熟練度というステータスが存在します。
使って成果を上げていくにつれ、パイロットの練度が上がっていくという設定で、どんどん熟練度が増していき、その様子をマークで示してくれます。熟練度が上がると、攻撃や制空、偵察などのステータスが向上します。被害を受けると、当然ならら、熟練度は下がってしまいます。

艦載機を開発しよう
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少しでも強い艦載機を積みたいものです。そのためには装備開発で得るのが近道。この場合、空母を旗艦にしてこのレシピを回すといいでしょう。空母はレベル30以上推奨です。それ以下だと、レア度の高い艦載機が選択されても失敗するようになっています。