6391

今回のTips&Topicsは、中部海域6-4・6-5で使用する基地航空隊の配置方法や運用方法の初歩的な説明となっています。
まぁ、6-4以降で使う基地航空隊なので、ビギナーと呼べるかどうかは疑問ですが、意外と基地航空隊の活用方法がわならない、設定方法や航空機の配置方法や効果をわかっていないという声もよく聞きますので、参考程度にご覧ください。なお、イベント初挑戦で基地航空隊の使い方がわからない場合は、『基地航空隊の基礎知識(Part.1:イベント編)』をご覧ください。中部海域で使用する基地航空隊の解放方法については『【基地航空隊】基地航空隊を設営するのです!(基地航空隊の基礎知識Part.2)』をご覧ください。
あくまで初めて使う、使い方がわからない、まだ知識がないという提督を想定して「使用できる」レベルまでを記述しています。入り口程度の情報ですので、より詳しくは記事最後にある「おすすめサイト」のリンクを参照して知識を深めましょう。


基地航空隊の基礎知識

1314 基地航空隊は、第一基地航空隊~第四基地航空隊まで最大4つの航空隊を設定・使用することができます。ただし、使用できる航空隊の数は海域ごとに異なります。中部海域の場合は、現在第三航空隊までしか解放できません。
航空隊を設定する場合は、上のタブをクリックして切り替えていきます。
第一中隊~第四中隊まで4つの枠に、それぞれ任意の航空機を設定できます。右上の画像では、第一中隊に一式陸攻二四型を設定しています。
※航空隊の名称は艦隊同様、自由に変更することが可能です。

1315 各航空隊は利用目的により、「出撃」「防空」等を設定することができます。設定の切り替えは、バナー横の札を使います。
航空隊の設定は初期状態で「待機」になっています。出撃してしまうと、変更できませんから、最初に航空隊を使用する場合、出撃前に設定を変更するのを忘れないようにしましょう。
(また、当然かも知れませんが、何も設定していない場合、つまり各中隊が空だと、出撃等、待機以外を選ぶことはできません)

待機 航空隊は出撃しない。疲労が回復する。空襲による損害が発生する。
出撃 出撃後の海域マップで設定したマスに出撃します。※
防空 基地に襲撃してきた敵航空隊と航戦し、基地を防衛します。戦果によって被害が発生します。
退避 航空隊には空襲による損害が発生しない。航空隊は出撃しない。燃料弾薬の消費もない。基地防衛にも参加しない。
休息 文字通り出撃中も回復に専念するためのもの。回復速度が速いが、ボーサイトの自然増加が半減(自然回復域を越えてる場合は影響なし)。そのため、今のところ使用する価値は見出されていない。

1315 一つの航空隊は、敵艦に対し2回攻撃を行ってくれます。
どのマスに攻撃させるかを、それぞれ設定することが可能です。別々のマスにしてもいいし、同じ場所でも構いません。同じ場所にすると、連続して2回攻撃してくれます。
※どんなマスでも、航空隊の飛行距離範囲内であれば設定可能ですが、艦隊そのものが交戦するマスでなければなりません。(オートでやってくれるわけではありません)
また、設定したマスより手前で撤退した場合、航空隊の出撃そのものがキャンセルされます。

1315 基地航空隊の攻撃は、索敵行動・空母噴式強襲の後、艦隊航空戦の前に行われます。

航空機のセット

1316 航空隊の各中隊に航空機をセットするには、「配備」と表示された枠をクリックします。
すると、セットできる航空機の一覧が表示されますので、セットしたい航空機をクリックします。航空機の種類の切り替えは上のタブで行います。
タブの左側から、陸攻、陸戦・局地戦闘機、艦戦、艦攻・艦爆、その他(偵察機や水上爆撃機・大型飛行艇など)となっています。
航空機は、それぞれの飛行距離能力により、行動半径が設定されています(図の青色の囲みの部分)。行動半径は母港あるいは基地からマスまでの距離を表します。
行動半径の短い航空機を中隊に入れた場合、その航空隊は最短行動半径の中隊に縛られてしまうので注意が必要です。
なお、二式大艇、大型飛行艇カタリナを中隊に入れた場合、空油できるからか行動半径を大きく伸ばすことが可能となります。その他の偵察機を入れた場合は1~2程度伸ばすことができます(この場合、上限があります)
もちろん、艦載機や水上機をセットすることも可能です
なお、局地戦闘機は、主に基地の防衛に使います。基地に襲撃してきた敵機を迎撃するのが目的の戦闘機です。

航空隊に烈風などの艦戦をセットした場合、敵空母の艦載機を撃ち落とすことが可能となります。航空戦より先に撃ち落とすので、優位に戦闘を継続することが可能です。
航空機の設定は、敵艦隊攻撃オンリーなのか、敵艦載機を撃ち落とすのか、そして基地防衛なのかといった具合に、航空隊に何を目的に使うのかによって程度変わってきます。

基地航空隊に航空機をセットすると、配置コストとして、ボーキサイトを消費します

1317 一度セットした航空機は、艦の装備同様、ドラッグ&ドロップで位置を変更したり、枠の外へドラッグすることで外すことができます。ただし、一度外した場合、「配置転換中」という表示がでて、しばらくの時間航空機をセットすることができなくなります
変更する場合は、変更したい枠を未配置時同様にクリックで航空機選択一覧を表示させて選ぶと即変更できます。いずれにせよ、配置していた航空機を外すと、それも一定時間再配置ができなくなりますので、注意が必要です。例えば同じ航空隊なら枠の入れ替えは可能ですが、第一航空隊の航空機と第二航空隊の航空機を即座に入れ替える事はできません。
航空機が少なく、予備があまりない場合、それがネックとなり再出撃に時間がかかってしまいます。

航空隊の攻撃と帰還補給

基地航空隊を「出撃」にして海域に出撃すると、最初のマップ画面でこのような表示が出ます。ひとつの航空隊につき、2回マップ上のマスに配置を設定させることができます。(クリックで設定、2回繰り返す)その後、上の緑色の「発進準備完了」をクリックすると、配置完了。第二基地航空隊がある場合は、その後にマス配置を繰り返します。
同じマスでも(画面では「集中」と表示される)、別々のマスでも構いません。どんなマスにも航空隊が届く範囲なら設定可能です。(届かないマスには設定することすらできません)
ですが、非戦闘マスに設定してしまうと、無駄になってしまうのはもちろんのこと、対潜マスで、潜水艦に攻撃出来る条件が整っていない場合も無駄になってしまいます。
また、艦隊の交戦マス以外に設定しても無駄になります。同様に設置されたマスより前に撤退した場合もです(戦闘によるコストはかかりません。そこが支援艦隊とは違うところです)

配置したマスに基地航空隊が到着しました。選択したマスでの戦闘が始まると、索敵の後の航空戦の中で基地航空隊がやってきて、同じところに「集中」配置した場合、2ターンの攻撃をします。(自編隊の空母系艦載機はその後に攻撃を始めます)
1回出撃すると、出撃コストとして燃料・弾薬を消費します

1318 艦娘と同じように疲労蓄積があります。疲労時は当然ながら能力が落ちますので注意が必要です。
また、艦載機と同じように敵に撃ち落とされていくので、補充する必要が出来てきます。緑色のボタンが表れたら、さっさと補充しちゃいましょう。

航空機の配置例

6454 陸攻ガン積み殲滅型
配置マスに敵空母がいない場合など、陸攻(足りない場合は艦攻代用)ガン積みする方法です。

6455 標準型
陸攻3+艦戦1で編成します。
空母がいる場合など、敵艦載機を落としつつ敵艦隊を攻撃します。

6456 2つの航空隊を同じマスに集中させる場合
1つのマスに複数の航空隊を向かわせた場合、第一航空隊から順番に攻撃を行います。先に攻撃する航空隊を艦戦強めにして、後を攻撃機を配置することで、先の艦戦が敵機を撃ち落としてくれるため、後の攻撃機は被害が少なくなり、敵艦隊への攻撃が強くなります。
「航空劣勢」をきちんと意識するのではあれば、第一航空隊は「艦戦2・陸攻2」、第二航空隊は「艦戦1・陸攻3」がベターです。

6457 基地襲撃を防衛
札を「防衛」にセットした上で彩雲を一つ、残りを局地戦闘機か艦戦をセットします。
防空への彩雲等の偵察機補正があり、効果が一番高い彩雲は、中隊の対空が1.3倍となります。

劣勢調整って何?

旧028 基地航空隊の出動では、敵艦載機からの応戦があります。通常の航空戦と同じように、敵戦闘機から撃墜されるわけです。基地航空隊は航空戦や砲雷撃戦の前に敵艦隊の威力を落とすのが最大の目的なので、基本は陸攻などの攻撃機を配置するわけですが、敵機の応戦がある以上内部的には(画面に表示されなくても)制空権判定があります。その状況によってこちらの撃ち落とされる機数が決まってきます
つまり、全て攻撃機だけだと撃ち落とされるばかりでどんどん戦力は落ちていきます。
なお、陸攻には空中戦を行う能力があります(防空ステータスがある)ので、ある程度は防ぐことが可能です。しかし、ただ黙って撃ち落とされるのは結果的に与ダメージを減らしてしまい、こちらの航空隊の被害も多くなり、熟練度は落ちるし、補充のための資源消費は増えるばかりです。
かと言って、航空隊で制空権を取るように戦闘機を積むのは本末転倒になってしまいます。
そのため、制空権喪失ではなく、劣勢になる程度に戦闘機を混ぜて被害を減らす事が「劣勢調整」の考え方です。
制空状態 撃墜されてしまう数 残機
制空権喪失 4~10 8~14
航空劣勢 3~7 11~15
均衡 2~5 13~16
※撃墜数は、それぞれの状態の範囲内でランダムです。

基地航空隊は、第一航空隊から順番に交戦判定をしていきます。その結果、第二航空隊は、第一航空隊が撃ち落とした敵艦載機の残存数と交戦することになります。敵機は、徐々に減っていくわけですね。そのため、第一航空隊には戦闘機を多めに配置するのがセオリーといえます。
しかし、戦闘機を1機混ぜても、制空権喪失しては結局撃ち落とされる数は減らないので無駄になってしまいます(むしろ、攻撃機オンリーより攻撃力は落ちるわけですし…)。そこで、きちんとシミュレートして劣勢以上にする必要があります。どんなに強い戦闘機を混ぜても劣勢に届かないのであれば、どうせ撃ち落とされるので(その場合に限り)むしろ攻撃機オンリーにして与ダメージを増やした方が得策です。

6997
▲(制空権計算機

補足すると、航空隊の攻撃は、その都度制空判定が行われるので、後ろになるほど敵の制空値はどんどん下がっていき、こちらの制空状態は優位に判定されていくことになります。
6-5でも、適当に配置していたら撃ち落とされる機数も多い、本体の航空戦でも拮抗がやっとな状態でも、基地航空隊で劣勢調整をきちんとすれば、本体の航空戦では、(敵機も撃ち落とされているので、制空判定で)優勢にすることができます。

旧028 この例では、撃墜数は3,4機ですが、第一中隊だけは6機撃ち落とされています。これは、基地空襲で被害を受けたためです。基地空襲で50ダメージ以上受けると、その航空隊の第一中隊が減ってしまいます。
第一中隊に戦闘機を配置しているため、制空判定で悪影響が出てしまいます。(この例では、最大残数が16なので、最初から均衡だったことがわかると思います。)

旧028 この例では、第三航空隊が被害を受けています。その場合、第三航空隊の第一中隊の機数が減少します。

2021年7月アップデートで、基地航空隊のテコ入れが行われ、新しい機能が追加されました。今後も拡張される予定です。
新しい機能を開放するためには設営隊が必要となります。
従来どおり課金アイテムですが、任務でも入手できるようになっています。


記事が楽しめましたか? 参考になりましたか? ランキング応援もよろしく  → 

コメント

コメントフォーム
記事の評価
  • リセット
  • リセット